自分と向き合うとき

自身の社会貢献のあり方を模索する「学び」を続けていきます。“Mastery for Service”

Week#2 Luis at Nike Global Impact Community_Strategic Planing

今日は、ナイキグローバルインパクトコミュニティのディレクターを務めるMr. Luis Maes (以下、ルイス)による「Strategic Planing」に関するレッスンでした。

※注)ナイキで実際に使われている手法というよりは、ルイスのウォルマートやナイキでの経験上ブラッシュアップした手法として学びました。

Strategic Planingと一言でいっても、やはり各企業や財団によって考え方ややり方が違うので、実際には様々な切り口から提案する必要があるようです。(この辺りは、当たり前やろ〜!の話ですかね。)

まずStrategic planning という言葉は、ストラテジーとプランニングに分けられるように、実際にストラテジーとプランニングの定義には違いがあります。

<ストラテジー>は、組織が達成したいビジョンに対するアプローチ方法

<プランニング>は、各アプローチ方法に合わせ、事業を遂行するための事柄を明確化、詳細化すること。優先順位をつけたタスクやタイムスケジュールなんかはプランニングの一部になります。

Strategic planningというのは、上記2つの意味合いを兼ね合わせ文章・図式化、さらにそれを持って組織内で共有を図ることによって、”皆が”最適な事業の推進を図るための環境づくりに必要な要素と考えます。

Strategic planningには、主に3つの要素が不可欠です。

①Strategic Analysis (分析)

市場における組織の位置付け、何をするべきか、事業内容の類似事例はないか等

進むべき方向を定めるため、大きな地図を描くように海や他の国々の位置関係や

環境状況について分析を行います。調査という言葉でもよいかもしれません。

②Strategic Formation (プラン形成)

組織毎に求められるストラテジーのあり方は違うと思います。

例えば、トップダウン-ボトムアップ、デザイン・シンキング-プロトライピング等

ストラテジープランの形成方法を認識しておくことが大切です。

③Strategic Execution(実践)

チーム全体への方針共有と理解、適切な人材配置、適切な事業構成と形成、計画内容について柔軟に変更できることという要素が揃い、実践を行わなければなりません。

KPI等を設け、PDCAを回しながら事業を遂行すること。

 

実践に大切な4つの要素;

Alignment(並列)

皆が目的を共有し、それぞれの役割を認識しているかどうか。

特に組織内の政治や非合理的考察に左右されないように、地固めすることがポイント。

Ability(能力)

事業遂行するのに適切な人材(または成長する可能性の高い人材)がいること。

Architecture(設計)

事業を最適に遂行のための業務プロセスが整っていること。

agillity(事業遂行の機敏性)

効果的な変更ができる余裕があること。 

あ〜だこ〜だ上記についてロジカルに学びつつも、実務経験上、Strategic planningに

一番大切なことは「人とのコミュニケーション」だという。

ナイキグローバルインパクトコミュニティは、ナイキ本社内に事務所があり、ディレクターであるLuiceさんは、月1で行われる各部署が揃う本社会議に出席し、活動方針や評価についてディスカッションを求められるそうだ。そのため社内人から「質問」をしてもらえるようなコミュニケーションを常に行っているとのこと。