自分と向き合うとき

自身の社会貢献のあり方を模索する「学び」を続けていきます。“Mastery for Service”

【今日の会話:2018年11月15日】オープンイノベーションと枯れた技術の水平思考

時代は、ネットの普及やグローバル化を元に猛スピードで変化している。

そんな世の中で、財団職員として「よい事業を生み出しているだろうか。」または「事業を変化させ続けられているだろうか。」と自分に問う。

財団では様々な支援分野を3〜5年おきに担当するため、私の場合、大変失礼な話だが、担当になった直後は、そのテーマについての専門的知識はなく、その後1年間ぐらい、財団としての立ち位置ややっていることが正しいのかわからなくてパニックっていることが多い。

で、よく言われるのがオープンイノベーションという言葉。

分からないならもっと外部に頼ればいい。

言葉自体は、よく新書で見かけたり、企業セミナーのタイトルで用いられる。

でも定義はなんとなくでしか説明ができない。(苦笑)ので今日はその勉強を。

(あくまで私なりの解釈です。)

オープンの意味、他とチームとなって知見やアイデアをオープンに出し合い、協働すること

イノベーションといえば、シュムペーター(Joseph Alois Schumpeter)の5つの分類①創造的活動による新製品開発、②新生産方法の導入、③新マーケットの開拓、④新たな 資源(の供給源)の獲得、⑤組織の改革が有名だが、こういう感じのものをオープンに協働すると画期的な何かが生まれるのかな。。とこの辺りはふんわり。

 

オープンイノベーションとは、チームの中で自分の役割を果たしながら、他のメンバーと共に創造する行為なんだろう。。

だから企業とかでよくありがちな、丸投げ外注するという意味でなく、あくまでチームの中で、自分の立ち位置を意識しながら関わることが大切なんだろうな。

財団職員としてチームの中で貢献すべき役割とは、なんだろう。 

 

という話の中で、任天堂横井軍平さんの「枯れた技術の水平思考」という言葉がでてきまして、タイトルに書いてみました。(笑) 彼の思想は、ただのゲームクリエーターではなく、他の分野でも十分に通用する哲学だと思う。

例えば、財団が取り組むべき課題はたくさんある。その課題について、多くの人に知ってもらったり、共感を得るためには、最先端の言葉やコトに飛びつくのではなく、「枯れた」何かを大切にすることで、イノベーションが起きる可能性があるんじゃないか。。とか。

世界にまだない商品」は「最先端技術を使った商品」ではない

最先端技術に関しても、飛びつくな、じっと見守れ、娯楽に使える値段まで落ちた時に狙えと言いつづけてきました。『ゲーム・アンド・ウォッチ』の発想も、かつて数十万円もした電卓がポケットサイズで3000円ぐらいになって、これは使えるということになって生まれた。本当の先端技術を使ったら売れるものはできません。娯楽の世界ではそんな高い商品は誰も買ってくれないのです。私は世の中を見て「枯れた技術」を使えと言っている。

引用:2018年11月15日17:43

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